はじめて戦車。
STAR WARS
ウソウソ、戦車の砲塔です。何の戦車か分かった人は異常です、病院に行きましょう。
スターウォーズに登場する数々のメカメカしいマシンたちの撮影用プロップは、さまざまなスケールの戦車や戦艦などの実際の模型パーツを切って貼って造られていることは有名な話です。
では、その逆はどうか?
戦車の模型の一部だけを「これ、スターウォーズに出てくるマシンだよ」と言って見せたらそれっぽく見えるんじゃね?という試みです。
どうです?ミレニアムファルコンっぽい民間補給船に見えてきませんか?←え?全然見えてこないって?
という冗談はさておき、戦車のプラモデルに人生で初めて挑戦します!
子どもの頃、父が休日につくっている戦車模型に憧れていました。
でも、難しそうなイメージが先行し、なかなか手を出せずにいました。
そんな私がロシアへの出張がキッカケで戦車模型を購入することになります。生まれて初めてロシアはモスクワに渡航し、仕事も順調に進み、予定どおり現地で一日休日を過ごすことがきました。ロシアには滅多に来れないから、ということでクレムリンと赤の広場を観光し、お土産を買い、それでも時間を持て余していました。「どっか行きたいところない?」と現地メンバー(ロシア駐在の日本人)に聞かれたので、私は「ロシア製のプラモデルってどこかに売ってるかな?」と。でも心当たりがないようで(模型を趣味としていなければそんな情報持ってないわなwww)、仕方なくGoogle先生に尋ねてみることに。すると「ZVEZDA(ズベズダ)」というロシアのプラモデルメーカーが存在すること、日本ではあのGSIクレオスが販売代理店であること、今いる場所から車で30分くらいのところにZVEZDAの直営店があること、が15分程度の検索で判明しました(さすがGoogle先生、あんたもう全知全能の神レベルだよ。スーパーゼウスだよ。)。
直営店は通りに面したビルの1階に店を構えており、特徴的なブランドロゴ(黄色の背景にロシア国旗カラーの流星が描かれている。ZVEZDAとはロシア語で「星」の意。)の看板のおかげで迷うことなく辿り着きました。20坪くらいの小さな店でしたが、直営店ということもあってか、すごい品揃え。戦車と飛行機が主力商品のようです。でも中にはパイレーツオブカリビアンのブラックパール号やスターウォーズの巨大なスターデストロイヤーも。さすがにそんな大物は持って帰れないので、戦車コーナーを物色。でも何の知識もない私は「ロシアのタンクで店長が一番カッコいいと思うのはどれ?」と完全に店長頼みwww。ロシア人の店長はとても気さくなイイ奴で、嬉しそうにオススメを教えてくれました。それ以外にも私は小さい戦闘ヘリのプラモを1つ購入して店外へ。現地メンバーがなかなか店の外に出てこないので煙草をふかしながら待っていると、やっと出てきたそいつの手には袋が。プラモデビューするのかと思っていたら、そのまま「はい、よろしく」と。「!?」そいつ曰く、ロシア留学時代によく世話になっていた民間飛行機のプラモがあったらしく、懐かしくて購入したものの、自分で組む気はさらさらないので代わりにつくってくれ、と 。そいつは完全に私頼みwww。そいつが日本に帰任した際に完成品を渡す約束で、飛行機プラモ2つ+意味不明なプラモ1つ(そのうち紹介します)を宿題として持って帰ることになりました。
こうして大小5つのプラモをスーツケースに詰め込み(プラモって軽いけどかさばるんだよね)、モスクワの地を後にしたのでした。
そんな(どんな?)記念すべき初めて戦車プラモとは、
ZVEZDA 1/35 Russian Main Battle Tank 「T-90」です!
エントリートップ画像はコイツの砲塔です。
見てください、このメカメカしさ!カッケェー!
正真正銘 Made in Russiaです。
パーツ数は(私にとっては)脅威の451パーツ!完成時の全長は27.2cmになるようです。数字の連なった表には「Humbrol」とありますので、必要な塗料No.ですかね?ガンプラの場合、パッケージ外装にこういった情報は記載されていないので新鮮です。
インスト(左)はロシア語と英語のみ。でも注意書き(右)には多言語表記が。
GSIクレオスが日本で販売しているためか、注意書きには日本語もあります。
プラモデルのインストに言葉はほとんど関係ありませんのでご安心ください。
そんなこんなで今回は一旦ここまで。
Пока! / パカー!(ロシア語で「またね!」の意。「バ」じゃなくて「パ」ね。)