農民兵【ZVEZDA 1:72 Peasants with Ammo Supply】
息を止めて穂先に集中するという遊び
ZVEZDA祭り第5弾。農民兵の完成です。
祭りの大トリを務めるこのキット。最初は小バカにしていましたが、こうして塗装して仕上げてみると、美しい造形、シャープなモールドに気づかされます。ボードゲームの駒ですが、模型としての手抜きは一切感じない素晴らしいキットでした。
私のお気に入りは赤い服を着た農民と馬。赤い服を着た農民には髭を生やしたのですが上手くいきました(小さすぎて見えないかも!)。馬は合わせ目を消して、たてがみ&尻尾、ひづめ、鼻先&すね、瞳、胴体を塗り分けました。胴体は筋肉の隆起している様子が際立つように濃淡2色の茶色を使いました。
一部エアブラシも使用していますが、メインは筆塗りです。農民の肌、衣服、傘など、基本的にすべての箇所を複数の色で塗り重ねて単調な仕上がりにならないようにしています。
本来は中心部に戦国旗が立つのですが、ただの農民として仕上げたかったので、旗はオミット。代わりに3.0mmボルトでベースと固定しています。ベースはダイソーのディスプレイケースを使用。写真は撮っていませんが、もちろんクリアーケースが上に被さります。
農民の衣装はもう少しくすんだ色にしてもよかったですね。ちょっと鮮やか過ぎたかも。まぁ、キレイ目な農民たちということでwww。
1つ1つがボードゲームの駒になるので、ベースから取り外すことができます。ベース側にだけ芝生を表現してみました。水で溶いてシャバシャバにした木工用ボンドをベースに塗って、Nゲージ情景用マテリアルの芝をパラパラと振り掛けただけです。
農民それぞれの重心の位置には説得力があります。
傘のアゴ紐や草履の紐も息を止めながら面相筆で描き込みました。
というわけで、人生初の人物模型を無事完成させることができました!
ロシア駐在員からの宿題もこれですべて片付いたし、ZVEZDA祭りもこれにて終了です。初めてのロシア出張は、私にたくさんの初体験プラモに挑戦する機会をくれました。今後も積極的にいろいろなジャンルのプラモデルに挑戦していきたいと思います。
ではまた。