バキュームフォーマー。
桃象とほぼ一緒の値段です
昨日紹介した真空成形機(バキュームフォーマー)を試してみました。
バキュームフォーマーといえば桃象が有名ですが、今は廃盤になっているのか入手しづらかった記憶があります。
それに桃象は結構いい値段します(確か5,000~6,000円くらい)。
なので私も日本に居たときは100円ショップの素材を組み合わせて自作バキュームフォーマーを使っていました。
<自作に必要なアイテム>
- タッパー
- 隙間塞ぎ用のスポンジテープ
- フォトフレーム
- 大型クリップ
- 掃除機ノズル
- メッシュパネル←これだけは東急ハンズやホームセンターのほうが入手しやすいかも
上記以外に穴あけ工具と強力接着剤(2液混合のエポキシ系とか)があれば簡単に作れます。
ただ、私は中国でホースタイプの掃除機を持っていないので、中国版の真空成形機を試しに購入。
桃象より遥かに高機能なパワーアップ版です。
なので私は「桃象ルプスレクス」と名付けましたwww。
でも値段は6,000円くらいなので桃象とほぼ一緒。さすが中国。
桃像より高機能なポイントは、
- 素材を熱する機能が備わっていること
- バキューム機能内蔵なので掃除機は不要
- バキュームしなければヒートプレスとしても使える
- 手元のレバーとスイッチ操作ですべて完結するので非常にスマート
- 値段以上の存在感、ザ・マシーンってカンジwww
さてさて、無事に動くのか?
先ずは、塩ビ板を用意します。私のオススメは100円ショップで売っているハードタイプのクリアケースです。これをカッターで切り出して1枚の塩ビ板にします。
そしたら真空成形機にセットします。今回は対象物がそんなに大きくないので、塩ビ板を節約するためにメッシュパネルの四方を養生テープで塞いでいます。
続いて対象物をセットします。赤いレバーを下げると素材ホルダーが上昇するので、あらわになったメッシュパネル上に対象物(今回はズゴックのモノアイフレームパーツ)を置きます。バキュームフォームでもヒートプレスでもそうですが、対象物の下に対象物より小さい台座を噛ませるのが重要なポイントです(下の画像ではメンソレータムのキャップを台座として使用)。
そしたらいよいよ塩ビ板を熱します。ヘッドを元に戻してHEATスイッチオン!
だんだんと赤外線ヒーターが赤くなってきました。塩ビ板がたゆたゆになって中心部が下にたわんで来たら頃合です(赤外線ヒーターが赤くなってから1分くらい)。
赤いレバーを上げて素材ホルダーを対象物に押し当てます(ここで終了すればヒートプレス)。その後すぐにMODELスイッチオン!バキューーーム!
一瞬で対象物に密着しました。塩ビ板はバキュームによって一瞬で冷え固まっているのですぐに取り出せます。不要な塩ビ板をカットして対象物を取り外します。上手くいったかな?ありゃりゃ、小さな皺が入ってしまいました。これは失敗です。
というようにバキュームフォームやヒートプレスには失敗が付き物です。なぜ皺が寄ってしまったのか原因を追究し、対象物の角度を変更します。台座の上に練り消しを噛ませてモノアイフレームのフロント側が上を向くようにしました。先すぼみのフロント側から塩ビ板を当てることで皺が寄らないようにするためです。今度は上手くいきましたね。成功です。
あとはこれをカットしてズゴックの頭部にはまるように加工すれば完了です。
というわけで桃象ルプスレクスの評価試験は無事終了しましたwww。
品質が心配でしたが、ちゃんと動いて良かった良かった。
操作も簡単なので今までよりも気軽にバキュームフォームできそうです。
220Vでプラグ形状も日本と違うのでそのまま日本で使うことはできませんが、日本に帰任しても変圧器でアップトランスして使い続けたいと思います。
これからもヨロシクね、桃象ルプスレクスくん。