勇気をください。
校正という概念は存在しないのか?
その国の言語を母国語としない者がその国の言語を自然に使いこなすのは難しい。母国語としている者だって完璧に使いこなせているわけではないのだから尚更。だから国外にはおかしな日本語が溢れかえっているし、国内にはおかしな英語が溢れかえっている(私も含め英語を母国語としない日本人は気づいていないだけであって)。ほかの言語にだって同じことが言える。
これは私が上海に異動して間もない頃に撮った写真。
ショッピングセンターの一角に新しいテナントが入るようだ。内装工事中の店内への立入禁止、粉塵などの飛散防止、内装資材の盗難防止、安全性、美観などの要求から中国でもちゃんと仮囲いはするようだ。工事対象が店舗の場合、単なるプレーンな囲いではなく、写真のようにブランドのマーケティング媒体として華やかなデザインの仮囲いとなることが多い。
遠目にも「楽」とか「茶」とか「牛」とか「ホットミルク」の文字やイラストが見て取れる。どうやら飲み物を販売する店舗が出来るようだ。どれどれ、もう少し近づいて見てみよう。
「!!!?」
ホ、ホットきたない茶!? 黒糖きたない茶!?
汚い茶のイメージしか浮かんでこない。どんだけ汚ねー茶なんだよwww。
いったい何を言いたくて何をどうやって間違えてこうなったのか、考えて考えて考え抜いたが答えに辿り着かない。時間の無駄なので、人類史上最大の謎のひとつとして片付けることにした。
そもそも誰も校正チェックしないのか?校正という概念が存在しない国なのか?会社なのか?それとも日本人客を呼び寄せようと話題づくりのためにわざと狙ってやっているのか?新手のマーケティング手法か?←いやいや、それは絶対ない
無事オープンしてお客さんもそこそこ入っているようだが、まだ利用できずにいる自分がいる。
どなたか、私に勇気をください。